循環器センター
戸塚共立第2病院循環器センター(ハートセンター)について
2022年度より、循環器内科と心臓血管外科がタッグを組みone teamで心臓や血管に病気のある患者様へ最適な医療を提供できるよう「循環器センター」を設立いたしました。
当センターでは、心臓や血管の病気に対して検査や治療をおこない、院内の各科と連携をとりながら患者様に健康な生活を送っていただけるようお手伝いをいたします。
心臓や血管の病気は多々ありますが、当センターでは、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、心不全、大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患、肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症などの静脈血栓塞栓症、といった成人の循環器疾患を主に対象としています。
循環器疾患に対する治療は、大まかに分類すると、
- 内服薬や注射薬による「薬物治療」
- 血管内にカテーテルという細い管を通して行う「血管内治療」(ステント治療・アブレーション治療)
- 心臓・血管を直接修復する「心臓外科手術治療」(手術治療)
の3種類があります。
成人の循環器疾患は多種多様かつ進行性の疾患ですので、各々の疾患の病状病態に応じた治療が必要です。そのため、同じ疾患であっても、疾患の進行具合による重症度で治療は異なります。
また、循環器疾患の特徴として、心臓や血管の病気が単一ではなく複合して発症していることも多々あります。一方、患者様のご年齢や健康状態、生活環境などによって、採るべき治療は変わってまいります。
当センターでは、循環器内科と心臓血管外科が合同で診療に取り組み、患者様の状態を総合的に評価し、一人一人の患者様にあった治療方針を決定し、最良の医療を提供できるように、それぞれの専門性を活かして診療にあたります。
入院・手術治療におきましては、循環器内科医、心臓血管外科医、看護師、薬剤師、検査技師、臨床工学技士、リハビリ技士、栄養士、メディカルソーシャルワーカーなど多職種との協同でハートチームを形成し、スタッフ全員が協力し、安心していただける医療を提供してまいります。
患者様が常に安心して当センターを受診し、不安のない状態で治療に専念していただけるように、全力で努めてまいります。
循環器センターの医師たちによる治療の様子
写真左:カテーテル治療中の吉野医師 写真右:上野医師によるアブレーション治療の様子
写真左:濱石医師による開心術の様子 写真右:循環器センター専属の横山NP
写真左:FM戸塚のラジオ番組に出演した眞壁医師 写真右:左から眞壁医師、上野医師
受診については下記の外来担当表をご確認いただき、担当医の外来日にご来院ください。
循環器センターパンフレット
⇒「あなたの血管は大丈夫ですか?~放っておくと怖い動脈硬化~」
循環器センターでは、循環器疾患に応じて専門的治療をおこないます。
循環器センターの専門的治療(対象となる疾患)
緑:循環器内科/心臓血管外科チーム 青:循環器内科チーム 赤:心臓血管外科チーム |
①薬物治療
- 循環器疾患の基本となる治療(すべての循環器疾患)
②血管内治療
- 経皮的冠動脈インターベンション(虚血性心疾患)
- 末梢血管カテーテル治療(末梢動脈疾患)
- ステントグラフト内挿術(大動脈疾患)
- カテーテルアブレーション(不整脈:心房細動)
- ペースメーカー植え込み術(不整脈:徐脈性不整脈)
③心臓外科手術治療
- 冠動脈バイパス術(虚血性心疾患)
- 心臓弁修復術(心臓弁膜症)
- 不整脈外科手術(不整脈:心房細動)
- 人工血管置換術(大動脈疾患)
- 下肢血行再建術(末梢動脈疾患)
各々の循環器疾患と専門的治療
◆ 虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)
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◆ 心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症/閉鎖不全症や僧帽弁狭窄症/閉鎖不全症など)
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◆ 不整脈(心房細動)
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◆ 不整脈(徐脈性不整脈)
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◆ 大動脈疾患(大動脈瘤や大動脈解離など)
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◆ 末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)
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◆ 心不全(急性心不全や慢性心不全)
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◆ 静脈血栓塞栓症(肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症など)
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